top of page

oneness石けんと油脂の関係



~使用する油脂の違いも大きく値段に反映します~

一般の石けんは「牛脂」「ラード」などを使用しているものが多いです。 「オリーブオイル」の石けんも多いですが、ピンからキリまでありますね。

スーパーに行って、油の価格を見てみてください。

牛脂は無料で貰えますよね。 ラードは150円くらいでしょうか。 石けん作り用として売られているのはだいたい1L 550円くらいです。

オリーブオイルは、高いのは1000円とか2000円とか! よく見かけるのは 250ml 300円くらいからありますよね。 石けん作り用として売られているのはだいたい1L 700円くらいです。

食用のヤシ油(ココナッツオイル)は 日本ではあまり馴染みがありませんでしたが、急にブームになりましたね。 石けん作り用として売られているのはだいたい1L 650円くらいです。

パーム核油(パームカーネルオイル)は食用としては 馴染みがないのでスーパーには売ってないです。 (※パーム油は食用加工油脂原料としスナック菓子などに使用されています) 石けん作り用として売られているのはだいたい1L 650円くらいです。

カメリア種子油(椿油)も食べられます。 しかし、高価な油なので安いスーパーでは扱っていないでしょう。 高級系スーパーで売っているのを見ますと、100gで1000円以上します! 石けん作り用として売られているのは、だいたい1L 2000円くらいです。

※石けん作り用油は、油が豊富な上野カワチヤさんで調べました。

安いオイルといえば、サラダ油がありますが サラダ油は石けん作りには適していません。

ほとんどが大豆油とキャノーラ油を配合したもので、 メーカーによってその配合は様々で企業秘密であり、 配合がわからないので正確な苛性ソーダの分量が量れない …というのが理由のようです。 廃油石鹸は作れます。


プチ雑学:サラダのように加熱しなくても 食べられる新鮮な油だからサラダ油と言うんだって。 へ~へ~。 シリコーンが入ったサラダ油も多いので、 裏書きを見て選んでくださいね。


onenessは椿油を一番多く配合しています。 どの油よりも椿油は高額ですし、丁寧な手仕事で作った石けんは どうしても高額になってしまいます。

~オイル配合のバランス~

onenessはオイルの配合バランスで、すばらしい石けんになったと自負しております。

椿油を使用した一番の理由は オレイン酸を多く含むため、肌馴染みが良いことです。 どういうことかと言いますと、皮脂に一番近いオイルなんですね。

“ 洗う” ということは、皮脂をどうしても取りすぎてしまいます。 皆さん、洗い過ぎです!


そんなに洗いたいなら(笑)皮脂を取りすぎない石けんを使えば良い   ↓ 売ってないなら作っちゃう!

私が石けんを作りたい理由はコレです。



どんなに椿油が良いオイルでも、 配合のバランスは難しく、 多く入れると、超!溶けやすい石けんになってしまいます。

また、泡立ちはよくありません。


そして椿油だけで作りますと『しっとり』を通り越して『べっとり』です。 使用感が悪くなります。


それらのデメリットをヤシ油とパーム核油が補ってくれるのです。


このバランスを最高にするために試作を繰り返し 一年以上費やしたのでした。

閲覧数:4回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page